中小企業診断士二次試験|過去問の演習方法【予備校の代表が解説】
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中小企業診断士二次試験の対策で最も重要なのは、過去問を解くことです。二次試験は出題形式が独特で、演習を通じて慣れる必要があるからです。
しかしいざ過去問を演習すると言っても、具体的にどう進めれば良いか、最初はよく分からないものです。
そこでこの記事では、二次試験対策に特化した予備校を運営する私が、過去問演習の進め方を丁寧に解説します。
二次試験全般について詳しく知りたい方は、中小企業診断士二次試験完全対策ガイドを読んでください。また一次試験に挑戦中の方は中小企業診断士に200時間で独学合格した勉強法もあわせてご覧ください。
中小企業診断士二次試験|過去問演習の進め方【4手順】
過去問演習の進め方は、以下の4手順です。
本番と同じ80分で問題を解きます。40分+40分のように時間を区切ったり、答案が埋まらないからと100分かけたりするのはダメです。
『ふぞろいな合格答案』の採点基準をもとに自己採点します。解答例と自分の答案を見比べ、自分の改善点を考えます。
それぞれの手順をくわしく解説します。
手順①問題用紙・解答用紙の準備
まずは問題用紙・解答用紙を準備します。あらかじめ何年分を解くかを決めて、まとめて準備すると効率的です。
過去5年分の問題用紙・解答用紙を当サイトで配布しています。解答用紙は当塾オリジナル。5年分を1つのPDFファイルにまとめているので、印刷が楽です。
細かいですが、印刷のサイズ等は以下のように設定してください。本番と同じになります。
問題用紙:B4・小冊子(折った状態でB5)
解答用紙:A3
コンビニの複合機でも印刷できますが、キンコーズなどで印刷すると安上がりです。
手順②過去問を解く
問題用紙・回答用紙を準備できたら、実際に問題を解きます。最も大切なのは、本番と同じ80分で一気に解くことです。
80分より長くても短くてもいけません。本番と同じ形式で演習しないと意味がありません。
演習はできるだけ朝の始業前に行ってください。仕事後だと脳が疲れていてパフォーマンスが下がるからです。
早起きが苦手な人は、生活リズムから見直してください。(当塾では生活習慣のアドバイスも可能です)
また演習は書斎やコワーキングスペースなど、なるべく静かな場所で行います。これも本番の環境となるべく近づけるためです。
スポーツでよく聞く「練習は試合のつもりで、試合は練習のつもりで」と同じです。本番と近い環境を再現することが何よりも大切。
手順③自己採点する
答案を作り終えたら、『ふぞろいな合格答案』の採点基準を見て自己採点します。
『ふぞろいな合格答案』は、独学で二次試験対策を行う場合の必読書です。くわしくは以下の記事で解説しています。
![](https://rainbow-smec.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/eyecatch_fuzoroi.jpg)
予備校などで添削を受けている人は、このタイミングで講師に答案を送ります。自分でも振り返って、改善点の仮説を立ててから送ると良いです。
手順④改善点を整理し次の演習に活かす
自己採点が終わったら、『ふぞろいな合格答案』の答案や、講師から戻ってきた添削結果などを見ながら、自分の答案の改善点を整理します。
改善点は頭の中で考えているだけでは、次に活かされません。ファイナルペーパーに書くなどアウトプットするのがおすすめです。
![](https://rainbow-smec.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/eyecatch_finalpaper.jpg)
中小企業診断士二次試験|過去問演習に関するよくある質問
二次試験を独学で対策している方からよく聞かれる質問と、それに対する回答をまとめています。
- 二次試験は何事例(何年分)解くべきですか?
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当塾では4科目を5年分ずつ、計20事例の演習を標準としています。それより前の事例は、最近のものと出題傾向や難易度が異なるため、解きません。
- 事例Ⅳ(財務・会計)の過去問は、どのように解けば良いですか?
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まずは『事例Ⅳ(財務・会計)の全知識・全ノウハウ』のように、分野別の過去問集を解いて基礎を身につけます。その後、通しで過去問を解くと良いでしょう。
- 過去問演習におすすめの参考書は何ですか?
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『ふぞろいな合格答案』シリーズを用いて対策するのがおすすめです。使い方のコツや、シリーズのどの本を買うべきかは以下の記事で解説しています。
中小企業診断士二次試験個別指導塾…「ふぞろいな合格答案」はどれを買うべき?シリーズの違いや上手な活用法を解説 | 中小企業診断士二次試験… 中小企業診断士の二次試験対策で最も有名な参考書「ふぞろいな合格答案」シリーズの上手な使い方や、どれを買うべきかを解説しています。二次試験対策を始めたばかりの方は… - 過去問の解説を見たいです。
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- 自分の答案を添削してほしいです。
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当塾の「添削1周コース」または「添削2周コース」にご契約いただければ、プロ講師による添削を受けていただけます。
中小企業診断士二次試験|過去問演習のまとめ
この記事では、独学で二次試験に挑む方に向けて、過去問演習の進め方を解説しました。
本記事で紹介した手順に沿って学習すれば、独学でも二次試験は合格できます。実際に私も同様の勉強方法で合格しました。
勉強時間が思うように確保できない方や、自分1人で対策するのが不安な方は、当塾のような予備校で添削を受けることも検討してみてください。
二次試験対策について悩むことがあれば、お気軽にコメントでお尋ねください。
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