中小企業診断士二次試験|過去問の演習方法【予備校の代表が解説】

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中小企業診断士二次試験の対策で最も重要なのは、過去問を解くことです。二次試験は出題形式が独特で、演習を通じて慣れる必要があるからです。

しかしいざ過去問を演習すると言っても、具体的にどう進めれば良いか、最初はよく分からないものです。

そこでこの記事では、二次試験対策に特化した予備校を運営する私が、過去問演習の進め方を丁寧に解説します。

二次試験全般について詳しく知りたい方は、中小企業診断士二次試験完全対策ガイドを読んでください。また一次試験に挑戦中の方は中小企業診断士に200時間で独学合格した勉強法もあわせてご覧ください。

執筆
花月 諒(かげつ りょう)
経済産業大臣登録 中小企業診断士

通信講座と独自の二次試験解法を組み合わせた勉強法で、中小企業診断士に約200時間で合格。2023年、二次試験対策に特化した個別指導塾「レインボー」を設立。

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目次

中小企業診断士二次試験|過去問演習の進め方【4手順】

過去問演習の進め方は、以下の4手順です。

STEP
問題用紙・解答用紙の準備

過去5年分の問題用紙・解答用紙を用意しましょう。当サイトでも配布しています。(過去問の解答用紙・問題用紙ダウンロードページ

STEP
過去問を解く

本番と同じ80分で問題を解きます。40分+40分のように時間を区切ったり、答案が埋まらないからと100分かけたりするのはダメです。

STEP
自己採点する

『ふぞろいな合格答案』の採点基準をもとに自己採点します。解答例と自分の答案を見比べ、自分の改善点を考えます。

STEP
改善点を整理し次の演習に活かす

考えた改善点をファイナルペーパーなどに整理し、次の演習に活かします。

それぞれの手順をくわしく解説します。

手順①問題用紙・解答用紙の準備

まずは問題用紙・解答用紙を準備します。あらかじめ何年分を解くかを決めて、まとめて準備すると効率的です。

初めて二次試験を対策する人は、まず5年分(20事例)を解いてみましょう。

過去5年分の問題用紙・解答用紙を当サイトで配布しています。解答用紙は当塾オリジナル。5年分を1つのPDFファイルにまとめているので、印刷が楽です。

細かいですが、印刷のサイズ等は以下のように設定してください。本番と同じになります。

問題用紙:B4・小冊子(折った状態でB5)
解答用紙:A3

コンビニの複合機でも印刷できますが、キンコーズなどで印刷すると安上がりです

手順②過去問を解く

問題用紙・回答用紙を準備できたら、実際に問題を解きます。最も大切なのは、本番と同じ80分で一気に解くことです。

80分より長くても短くてもいけません。本番と同じ形式で演習しないと意味がありません。

演習はできるだけ朝の始業前に行ってください。仕事後だと脳が疲れていてパフォーマンスが下がるからです。

早起きが苦手な人は、生活リズムから見直してください。(当塾では生活習慣のアドバイスも可能です)

また演習は書斎やコワーキングスペースなど、なるべく静かな場所で行います。これも本番の環境となるべく近づけるためです。

スポーツでよく聞く「練習は試合のつもりで、試合は練習のつもりで」と同じです。本番と近い環境を再現することが何よりも大切

手順③自己採点する

答案を作り終えたら、『ふぞろいな合格答案』の採点基準を見て自己採点します。

『ふぞろいな合格答案』は、独学で二次試験対策を行う場合の必読書です。くわしくは以下の記事で解説しています。

予備校などで添削を受けている人は、このタイミングで講師に答案を送ります。自分でも振り返って、改善点の仮説を立ててから送ると良いです。

手順④改善点を整理し次の演習に活かす

自己採点が終わったら、『ふぞろいな合格答案』の答案や、講師から戻ってきた添削結果などを見ながら、自分の答案の改善点を整理します。

改善点は頭の中で考えているだけでは、次に活かされません。ファイナルペーパーに書くなどアウトプットするのがおすすめです。

中小企業診断士二次試験|過去問演習に関するよくある質問

二次試験を独学で対策している方からよく聞かれる質問と、それに対する回答をまとめています。

二次試験は何事例(何年分)解くべきですか?

当塾では4科目を5年分ずつ、計20事例の演習を標準としています。それより前の事例は、最近のものと出題傾向や難易度が異なるため、解きません。

事例Ⅳ(財務・会計)の過去問は、どのように解けば良いですか?

まずは『事例Ⅳ(財務・会計)の全知識・全ノウハウ』のように、分野別の過去問集を解いて基礎を身につけます。その後、通しで過去問を解くと良いでしょう。

過去問演習におすすめの参考書は何ですか?

『ふぞろいな合格答案』シリーズを用いて対策するのがおすすめです。使い方のコツや、シリーズのどの本を買うべきかは以下の記事で解説しています。

過去問の解説を見たいです。

当塾の二次試験対策メルマガ講座で、過去問の詳細な解説を3事例分プレゼントしています。よろしければ受講してください。

自分の答案を添削してほしいです。

当塾の「添削1周コース」または「添削2周コース」にご契約いただければ、プロ講師による添削を受けていただけます。

レインボーのコース一覧

中小企業診断士二次試験|過去問演習のまとめ

この記事では、独学で二次試験に挑む方に向けて、過去問演習の進め方を解説しました。

本記事で紹介した手順に沿って学習すれば、独学でも二次試験は合格できます。実際に私も同様の勉強方法で合格しました。

勉強時間が思うように確保できない方や、自分1人で対策するのが不安な方は、当塾のような予備校で添削を受けることも検討してみてください。

二次試験対策について悩むことがあれば、お気軽にコメントでお尋ねください。

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この記事を書いた人

中小企業診断士。一橋大学を卒業後、鉄道会社、コンサルティング会社で勤務。2020年、約200時間の勉強で中小企業診断士試験に一発合格。2023年に中小企業診断士2次試験対策に特化した個別指導塾「レインボー」を設立。短時間で試験に合格する勉強法、マインドを発信します。

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